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[PC] Windows XPのサポート期限

Windows XPに限らずWindowsの各種パッチ供給にはサポート期限が明記されているが、これまでOSアップデートの間隔がそこまで長くなかったためあまり気にもされていなかったようだ。

先週末Slashdot.jpでも【特集】どうする「寿命切れ迫るWindows XP」に関する記事が出た。

要するにWindows XP Home Editionがあと3年程度のサポート期限しかないということである。Professionalは発売から10年あるので2011年まで。
このことは結構前から知ってましたが、最初はHome Editionについて2006年までとしていた気が。
どうも今年1月に後継製品であるWindows Vistaの発売が遅れていることから急遽延長したようです。
とはいってもWindows Vistaが普及するには、これまでと違いかなり大きな壁が多い。

Windows Vistaの売りとして当初は、
  • コマンドラインシェルが進化する(Monad?)
  • ファイルシステムが大きく転換する(WinFS・WindowsDesktopSearch)
  • 描画にグラフィックチップを多用するようになる(AeroGrass)

を用意していた(もちろん他にもある)のだが、このうち上2つは発売段階で間に合わないことが確実で発売後に何らかの形で追加する方針のようだ。

残ったAeroGrassが曲者で、どうも漏れ聞こえる限りではかなりのグラフィックチップのパワーを必要とするようだ。

さて、現在メーカー製PCが10万円を切る値段で販売されているが、当然安いということはどこかで節約しているのである。
10万円を切ることには別の意味があるのですがそれは本題じゃないのでおいておいて、どこでコストダウンしているかというと、ほとんどは独立のグラフィックボードを省略しチップセットに統合されているグラフィックチップを利用していることである。
グラフィックボードは性能で値段が大幅に変わるものなので、安いものなら数千円、高いものだと7万円を軽く超える。

もちろんWindows XPのLunaと同じように機能を無効にすることができるのだが、AeroGrassは見た目に直結する要素なので売るときに外すわけにいかない。
そうなるとメーカーはコストの許す範囲でAeroGrassを動かすのに必要なグラフィックボードを積んでくることになるのだろう。
これまでコストダウンするために省いてきたパーツが必要になるのだから、結果的に値上がりは避けられない。

今までは新規導入コストに焦点をおいてきたが、無論アップグレードにも同様の壁がある。
むしろ既存のPCでWindows Vistaを導入できるのかということのほうが難しい。
アップグレードのほうが普及への影響力が大きいのですが、スペック上の問題が今まで以上に大きいため、置き換えが容易に進まない可能性も。
グラフィックチップメーカーがVista対策に安価なグラフィックボードを作ってくるのかも注目である。

まあ、FF11がそれなりに動くPCであれば恐らくスペック要件を満たせるのではと思うので特段心配はしてませんが。
製品版を買うかOEM版を買うかは決めていませんが、HaruさんのLonghorn導入報告を待ちつつ決めてみようかなと。
Posted by Lev. | comments (2) | trackbacks (0)

Comments

C | 2006.02.11 02:43
職場のOA用PCのOSはWIN95です。
Alter(Lev.) | 2006.02.12 12:46
使用用途を限れば問題ないのでは。

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