[Games] 混迷するネットゲームたち
私が日本を離れていた間にリアルでもMMO/MOゲームでもいろいろあったようで。
たった4日で浦島気分になれるとは思いませんでした。
MHFエクストラコース・キャラクター追加サービス導入
なぜかPSUと比較されがちなMHFですが、早くも奥の手を出してきたようです。
http://members.mh-frontier.jp/preview/2007_10/index.html
- 2キャラ目の作成(2スロット目じゃないことに注意)
- 同アカウント内かつ同サーバ間でのアイテム共有機能
- 各施設でのアイテムボックスアクセス権
といった要望の多かったであろう機能について、別料金制をとるといった事実上のハイブリッド課金方式を実行するとのこと。
- 国内最大規模のネットワークが結局5万人押しかけてサーバ3分割
- 月額1400円のうちの500円は不測の事態への対策
- チートに対応できないクライアント処理依存のシステム構成
とネタには事欠かなかったのですが、客離れが激しいのか、それとも最初から既定路線だったのかは分からないにしろ、一人あたりの課金額を上げる方針に進むようです。
当初無料コースの目玉としていたイャンクック戦が本サービス開始後ほどなく無料コースでは受けられなくなった時に、嫌な予感はしていたのですが、こういった形になるとは思いませんでした。
プレーを有利に進めるために追加の料金を払わせるというものは、プレイ相手がいるネットゲームでは事実上の強制に近くなることが多く、個人的には全く賛同できないです。*1
確かに黒字を出さなければ安定した運営には程遠いわけですが、プレイヤー側に経営側の都合が透けて見えてしまうのは非常に萎える元になると思うのです。
せっかく優れた(?)アバターチャット機能があるのですから、着せ替え用のアイテムを売るぐらいでもうまくいったのではないかと思います。
個人的にはお盆休み中のチート騒ぎでプレーを見送ったことや、まだプレーされている方がいらっしゃることもあり、今まであまり厳しい批判をする気にはならなかったのですが、個人的には年内での手仕舞いもありうるのではないかとすら思っています。
RO2正式サービス前に突然の延期
オープンベータを1週間延長し、いよいよ正式サービス開始かと思われたRO2。しかしラグナロクオンライン2正式サービス 開始時期延期のお知らせという題目で突然の開始時期延期を決定した模様。
延期の理由はやはりゲーム内容面にあるようで、クォリティアップを図ったのちに再度開始時期を発表することになったようです。
実況配信で何度か見たことがあるだけですが、基本的には最近のMMORPGのトレンドであるクエストベースのMMORPGで、各地のNPCなどから受けられるクエストをこなすことで自然とキャラクターレベルが上昇していくようになっています。
前作となるROではフィールドのみ3Dでしたが、フィールド・キャラクターともに3Dとなり、欧米型MMORPGに少しでも近付こうといった意欲は見えます。しかし、事実上の開始とも受け取れるオープンベータの段階で全体的なボリュームの少なさが問題となり、今回の延期につながったようです。
どうしてもクエストをベースとしたMMORPGの場合、膨大な数のクエストを用意してプレイヤーが消費していくといったスタイルをとるため、ボリュームの少なさが飽きに直結してしまうことになります。
新たなゲーム開始時期は明示されていませんが、クエストベースのMMORPG入門編としてのRO2の役割はそれなりにあると思われるので、早めの開始を期待したいところです。
三國志Online
プレオープンが先日開始された三國志Online。狩子さんなどが早速突撃しているようですが、正式サービススタート時に購入するチケットの値段(4515円)で若干問題になっている模様。
他のMMORPGを見るに、手軽さを重視してクライアント無料にするという方向性もありますが、個人的には、数か月分程度のクライアント代を取って運営をした方がプレイヤーからしたら最終的には有利なのではと思います。
1か月目から延命策を取られるよりは、最初の盛り上がっているときぐらいは延命を考えることなく安定して運営してくれるほうが、きっとプレイヤーは残るはず。一説によればコミュニティを成立させればプレイヤーは離れにくくなり成功するとのことですが、そのコミュニティを成立させる期間がすなわちクライアント代に相当する最初の数カ月なのではないかと思います。
RO2と同じくボリューム不足を指摘する声もありますが、こちらはコーエーなので何とかするでしょう。
- *1 : それなら月額料金上げればいいじゃないかと思う
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